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タイトル名 |
幸福の条件(1993) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-10-06 09:53:36 |
変更日時 |
2011-10-06 09:53:36 |
レビュー内容 |
設定そのものは面白い切り口。百万ドルで若者の愛を試そうとする中年男って、なんか三島由紀夫が好みそうな趣向。夫婦の心を試す遊戯、心のギャンブル。その申し出で夫婦の中でタテマエとホンネとが分離していく。そんな馬鹿なというタテマエの後の寝物語でホンネが顔を出してくる。ただの友だちの間だったらぽんぽんホンネが言えるはずなのに、夫婦という関係のややこしさ。ただその後の展開がしぼんでしまう。ピリピリしながらいかに日常を維持していくか、って緊張こそ一番面白いとこだろうに、けっきょく「愛は金では買えない」という結論に走って、みんなイイトコ見せて終わってしまった。残念。弁護士に電話入れたら怒り出し、なんで相談しなかったんだ、二百万は獲れるのに、ってとこで笑い。 |
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