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タイトル名 |
ヘブンズ・プリズナー |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-08-30 12:01:32 |
変更日時 |
2009-08-30 12:01:32 |
レビュー内容 |
ハードボイルド系の男って、けっこう演歌的にうじうじしているものなのかも知れない。なんか影が必要なのだ。この場合もとアル中であり、話半ばで妻を殺される。過去を引きずる影がじめじめと出来上がる。冒頭はなかなか良かった。教会の懺悔のあとカメラがえんえんと河を下り、海上の舟に近づいていくの。おそらく南部のけだるさと暑苦しさが味わいになってるのだろうが、アメリカ人でない私にはよく分からん。見せ場としては一応途中で悪い奴を街中追い掛けるのがあるけど、この手の作品は静けさをうまく出すことのほうが見せどころだから、一つ間違うとこのようにダラダラしてしまうんだ。「てめえが生きてるのは、俺の機嫌がいいからだぜ」なんてセリフがかっこよく、いつか使ってみたいものだが、なかなかそういうセリフにふさわしい状況が訪れてくれない。 |
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