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タイトル名 |
密殺集団 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-08-06 09:18:37 |
変更日時 |
2013-08-06 09:18:37 |
レビュー内容 |
疑わしきは罰せず、って言ってもモヤモヤは残り、かつて田中角栄が嘱託尋問の無効を主張したときには、そんな! 逃がすな! とか思ったし、でも再審請求の裁判のときなんかは、そうだ! 慎重にやってもらわねば! とか思うし、こっちもかなりいいかげん。ふらふらしてる。裁くって難しいんです。だからこういう映画、判決に悩んだ判事が秘密の裁判を行なう組織、なんてのも想像される。日本でも似たような時代劇が創造される。「悪い奴を逃がしてるかもしれない」という不快のほうが「無実の人を裁いてるかもしれない」という不安を凌駕してしまってるんだな。ストーリー上は一応「いけないことだよ」と言ってるんだけど、心理上は彼らの言い分のほうに説得力を置いていたようで、あんまりいい後味ではない。ラストの廃倉庫のタルコフスキー的水はちょいとよかった。 |
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