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タイトル名 |
恋する女たち(1986) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-08-08 10:40:11 |
変更日時 |
2010-08-08 10:40:11 |
レビュー内容 |
学園もの、初恋もの。こういうのは最初は己れの周辺の話として観ていたものだが、やがてある段階から「最近の若い子たちはこんな感じなのかねえ」という気分で観るようになっているのに気づき、シミジミさせられる。この時代ぐらいになると、もう親の呪縛からは完全に解かれていて、その世代だけの物語となる。そのぶん大人の絡むシーンはだいたい不調。現実の反映なのか、理想としてなのかはよく分からないけど。見つめるだけの禁欲的な憧れの世界。オタカさんは窓から野球少年を見つめ、少年は図書室でオタカさんを見つめ。喋れば思いばかりが先に立ち、口がまわらなくなり、あるいは心が後ろに引っ込んで、字幕となって悪態をつく。学園の青春は不変です。「野球好きなの?」「ヤクルト」「飲み物のこと言ってんじゃないのよ」「!?」で思いがばれちゃうなんてとこ、おかしかった。自分の思いを隠そうとするヒロインてのが、不変の味わいなんだろうなあ。地方都市のなんかシマッテない感じが良い。 |
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