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タイトル名 |
ルームメイト(1992) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-12-23 10:41:14 |
変更日時 |
2011-12-23 10:41:14 |
レビュー内容 |
前半は退屈したが、後半ヘディの孤独がポイントになってきてから乗れた。愛ゆえの攻撃。双子の片割れを失っているという喪失感と言う神話を背負っている。アリーもかなり自分勝手な女なわけで、でも今の都会生活ではある程度の割りきりが必要、同僚に手柄を横取りされないよう気を張っていなければならない。一方ヘディは粘着的田舎から双子の記憶を引きずって、そういう都会にやってきたわけ。初対面のときアリーが泣いてたのが、同じような人だ、という好意のもとになったのね。スリラーとしての味わいは、同じ衣装を見つけるあたりからか。クリックひとつで衣装のデザインが変わっていくソフトのイメージと連絡。殺人てことになってくると線を越えちゃってちょっとつまんなくなっちゃうんだけど、でも一緒に逃げようとするあたりがあるのでいいか。「あなたこそ孤独を怖がってたくせに」。おとなしそうだったものが荒れ狂うのがスリラーの基本。アリーが今度は双子の片割れを失った感覚を持って生きていくことになるのか。半分ずつ顔を合わせた合成写真でのエンディング。ボリュームを上げて助けを求めるアイデア。 |
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