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タイトル名 |
秘密の花園(1993) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2011-05-13 09:50:08 |
変更日時 |
2011-05-13 09:50:08 |
レビュー内容 |
荒れ果てた庭のほうが子どもは興奮すると思うんだけど、ワビサビの東洋の子どもだけですか。冒頭がインドの砂漠で、花園との対比がはっきりしている。あちらの考えでは、荒廃とか砂漠とかには価値がなく、あくまで人工の庭園になって価値が出てくるらしい。弱さとかおびえは「臆病」として排斥されるべきものと当然視されている。その衰えも自然の一部として愛でることが出来るとは、あちらではまったく考えないらしい。ま、そういう時代の原作なんだから、そう思って見ようとはするのだけれど、それにしちゃ花園に迫力がないよなあ。あの荒廃の魅力を覆すだけのものが感じられない。病弱の子が立ち上がる、ってのにはやっぱりホロリとさせられるが、全体として「子ども」のイメージが狭い気がした。 |
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