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タイトル名 |
白い馬(1952) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-02-04 12:19:18 |
変更日時 |
2010-01-23 12:36:12 |
レビュー内容 |
いやあ、けっこう現実否定的な厭世観だなあ。なんかいくつかのスペイン映画思い出すし、こういうのってカトリックの世界観と関係あるのか。またこれ、仏教の浄土信仰も思い合わされる。言ってみればフダラク渡海でしょ、このラスト。この世を改革するよりは、あの世で幸せになりましょう、って感じ。負け犬となった負け馬が、孤独な少年と浄土に渡っていく、ってけっこう抹香臭い話だよね。ちょっとそこが引っかかるも、馬が走るとそれだけで興奮してしまう者なので、許せた。少年を引きずっていくとこなど、西部劇のノリ、このガッツで馬が少年を認めるって展開もいい。水辺という地理条件も映像に生かしている。馬と鉄道と車が存在しなかったら、映画はずいぶんつまらないものになっていただろうが、車よりは鉄道、鉄道よりは馬が、よりドキドキさせてくれる。 |
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