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タイトル名 |
黄金の馬車 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2014-01-20 09:29:24 |
変更日時 |
2014-01-20 09:29:24 |
レビュー内容 |
『河』に続いてヨーロッパを離れた世界。いかにもヨーロッパ映画的な人の出入りがあるけど、舞台は南米。この人は特別人間を鋭く描く、ってタイプじゃなくて、人間関係のおかしみを丸ごとふわっと包み込むような世界で、これをしみじみ楽しむには私は上品さが欠けていたか。舞台と舞台裏を同時に収めたりするカットはいい。会議のところもいい。一方で大団円がまとまり、その一方で女優の寂しさを一筆添えるなんて、う~ん、まったく上品です。文句を言う箇所が一つもなく、ただ私にはこの手の上品さが、ときに物足りなくなるときがあり、ちょうどそのときに当たってしまったか。うっとりとまではいけなかった。テクニカルカラーの色調は、上品でなくてよろしい。 |
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