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タイトル名 |
三文オペラ(1931) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2012-08-07 09:01:52 |
変更日時 |
2012-08-07 09:01:52 |
レビュー内容 |
友情讃歌ととればいいんだろうか。警視総監、泥棒、乞食の巴となっての。それらをひっくるめて、乞食の群衆の裏表の関係になってたのか。とにかく全部セットで、風景を映したシーンがないのも、舞台を意識したよう。泥棒の情婦、乞食の娘としっかりした女たちが小気味いい。男のキザ加減も見事、警官に追われても走らないし、屋根から下りてくるときでもステッキを離さない。こういうキザに徹するのを風刺としてでなくそのままで楽しむって姿勢、日本にはないけど、ヨーロッパは「007」なんか見てもあるな。紳士の文化ってのが、なんかあるんだな。あと「愛すべき泥棒たち」ってのも、あちらの文化的。日本で似たのを考えると、歌舞伎の白浪ものになるが、あれは「愛すべき」という仲間的な親しみじゃなく、やはり見上げるヒーローという距離がある。鼠小僧ってのは、江戸の町人にとってどうだったんだろう、仲間・同類って感じあったのかな。 |
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