|
タイトル名 |
トリコロール/白の愛 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-11-05 09:59:07 |
変更日時 |
2010-11-05 09:59:07 |
レビュー内容 |
ポーランドとフランスの二極。ポーランド人の夫はパリへ行ってインポになり、フランス人の妻はワルシャワで拘禁される。そういう「平等」。彼がやったのは復讐だったのかどうか。とにかくこの監督は東と西の「うまくいかなさ」ということをいつも心の底に置いている人で、双眼鏡で覗くこと・つまり「憧れること」でしか関係を持てないのではないか、といった諦観もうかがえる。冒頭、鳩に糞をかけられるのも、冷戦後の世界もそんなにいいものではないぞ、と言ってるよう。全体軽妙な味はあるものの、この時代ポーランドが抱いていた夢のはかなさと通底している。音楽はタンゴ。 |
|
なんのかんの さんの 最近のクチコミ・感想
トリコロール/白の愛のレビュー一覧を見る
|