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タイトル名 |
カストラート |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-05-04 10:43:42 |
変更日時 |
2010-05-04 10:43:42 |
レビュー内容 |
兄弟の物語であった。二人で一つ。音楽というものが、作曲と演奏の二つで完成されること、その二者の間の愛と葛藤が重なる。馬のイメージが繰り返される。弟を去勢させた兄の疚しさの象徴か。赤いガウンが兄弟の求心力のあらわれ、白い馬が離反のあらわれ、とも取れる。病気の子どもが主人公の去勢とだぶらせられているらしい。もうちょっと展開を整理できたら良かった。ブーイングしていた観客が手をたたくまでの陳腐な演出は情けないが、それをも許せるほどヘンデルは美しい。 |
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