|
タイトル名 |
沈黙の要塞 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2010-10-16 10:08:05 |
変更日時 |
2010-10-16 10:08:05 |
レビュー内容 |
ワルが政治絡みでも犯罪組織でもなく、ただただ利潤を追及する経済活動のゆえに裁かれる、というのは娯楽系の映画としては珍しいか。もちろんエスキモーを殺したり派生的に悪いことはしてるんだけど。今までだと別に悪の根源があって、企業のふりを装ってるって展開になるんじゃないかな。これは社会派映画の一歩手前、企業活動そのものを悪としている。話は粗い。悪人が家捜ししても見つからなかったフロッピーがひょっこり鞄の底から出てくる、というギャグ映画の一歩手前。自然を守ろうとしているこの主人公も、かなり自然に悪いことしてるみたいだったし(アメリカの「正義」のパロディのつもりだったら立派なんだけど)。悪い企業に勤めてたからって従業員を危険にさらしてもいいのか。発電所のガード撃ち殺しちゃった。またこういうのの悪役って、主人公にトドメを刺さないで引っ繰り返されちゃうんだ、必ず。ラストの演説は、その通りだとは思うんですけど、圧倒的にシラける(やっぱりパロディなのかな)。 |
|
なんのかんの さんの 最近のクチコミ・感想
沈黙の要塞のレビュー一覧を見る
|