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タイトル名 |
ディープ・カバー |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-01-07 10:41:13 |
変更日時 |
2012-01-07 10:41:13 |
レビュー内容 |
これはちょいと拾い物。主人公と世間の間に距離があって、霧が立ち込めているような雰囲気。ときどき挟まれるモノローグが、そのノワール感を強める。荒々しさよりも湿っぽさ。潜入していった警官が、次第にアイデンティティを失っていくの。演技や手段に目的が乗っ取られていってしまう。初めてフィッシュバーンがゴールドブラムと会ったとき、即座に「こいつはコップだ」と言うあたりのスリル。ワカル奴とワカル奴との出会い、そのつばぜり合い。相手に信用されるためには、どんどん悪に漬かっていかなくてはならなくなる。分身のような「牧師」警官を配置して奥行きを作ってある。カクッカクッとアップになっていくシャックリのようなズームに面白い味。 |
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