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タイトル名 |
ハチミツとクローバー |
レビュワー |
よーちーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-07-10 02:22:58 |
変更日時 |
2009-07-10 02:22:58 |
レビュー内容 |
鑑賞自体はだいぶ前だけど、評価がしょっぱい感じなので思わず投稿。私は好きです。原作も読んでいないし、そもそもこういう甘酸っぱい系のラブストーリーなんざまるで興味はないんだけど、「興味ない」っていうのも私にとってはポーズでしかないのかな、と悔しいけれど認めてしまった作品。はぐ森田竹本の三角関係は正直共感しにくく、そんなでもないんですが(笑)、個人的にあゆ→真山のエピソードは、これだけでご飯三杯いける感じです。あんなに美人でいい女のあゆが、ストーカー真山に一途に恋し、報われないもどかしさ。そこでお互いが「身体だけでも…」って流れで爛れた関係になっちゃうのが現実ってやつなのかもしれないけども、この二人もこのまま煎じ詰めればそうなっちゃうのかもしれないけども、その生臭さに到達する以前の、片思いが片思いらしくある一瞬のイノセンスといいますか…たとえば真山があゆをおんぶする場面で、急接近してしまった片思いの人の背中で思わず「真山、好き」と涙ながらに呟く乙女の姿のせつなさ、苦しさの美しいことといったら!!そして礼を言うしかない真山。一度でも恋したことがある(orされたことある)人なら多分ノスタルジーを伴いつつ共感できるこのシーン、かなりときめきますわ。観るときいつも画面の前で口開けてます。このワンシーンに片思いの全てが詰め込まれていると私は見るのです。。…と、何だか熱くなってしまったけど、まあ恋愛云々抜きにしても、個人的に芸術系の大学に憧れがあったので、その生活が垣間見えるところが良いなあと。ファッションも凝っていて、見ていて飽きないし。でも全く同じ脚本・監督でキャスティングが違っていたらこの点数はないかな。ラストあたりの蒼井優のあの笑顔は、神がかりです。女の私でも「惚れてまうやろ!」と叫ぶレベル。作品としてどうなんだと問われると確かに完成度は高くないのかもしれませんが、見所は大いにあり。中古で特典つきDVDを購入した私ですが、まったく損したとは思いません(中古だからか?)。コメンタリーの伊勢谷さんの激しい俺様っぷり(たぶん他の役者さんちょっと引いていると思われる…)が作中の森田と被り、なかなか笑える点もオススメです。 |
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