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タイトル名 |
あの夏、いちばん静かな海。 |
レビュワー |
kirieさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2017-07-29 07:25:12 |
変更日時 |
2017-07-29 07:51:48 |
レビュー内容 |
彼氏を亡くした女性が過去を振り切り、再び歩き出すというお話。
聾唖の清掃員が捨てられていたサーフボードを手に入れたことから、 海に取り憑かれていく。
終始ホノボノとした聾唖カップルを描くことで、 饒舌な無言が一つ一つの場面を支配してることは見事。
その反面で、翌々見返してみれば男が海に取り憑かれていく過程が つぶさに見てとれます。
仕事を休んで海に入り浸ったり、他の女が近寄ってきたり(彼女が一旦 男から離れたのは、女という母なる海の暗喩を通して、海に取り憑かれていく男 に目を覚まして欲しいと願った結果のような)
静かで残酷なストーリーですが、お涙物にせず、終始淡々と話が 進んでいく。見終わった後のすがすがしさはそのせいでしょうか。
夏になると見たくなる映画の1本です |
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