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タイトル名 |
グロリア(1980) |
レビュワー |
rosebudさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2008-05-14 21:35:07 |
変更日時 |
2008-05-14 21:35:07 |
レビュー内容 |
昔、黒澤明が選ぶ100本の映画という企画があり、黒澤監督がこの作品を100本の中の1本に選んでいたのを見て意外だなと思った反面、さすがに見る目がるなと思い(黒澤監督に失礼だけど!)、嬉しくなった気持ちがある。考えてみれば、隠し砦の三悪人と共通する部分があるかもしれない。私がこの映画を初めて見たのは、高校生のときだったが、最近再見してもジーナ・ローランズの迫力に圧倒されたのは同じだった。とにかく、いきなりリボルバーを出し車に乗っているマフィアを撃つシーンは鳥肌ものだった。夫のためにニューヨークのやばい所を走り回らなければいけない撮影を、たぶんブツブツ文句を言いながら挑んだジーナ・ローランズとグロリアが妙にシンクロしておかしいのだが、夫に引き出されて女優としての存在感を圧倒的に示した。そういえば、黒澤はここまで、女優の魅力を引き出したことはないように思える。 |
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