|
タイトル名 |
ブラザー・サン シスター・ムーン |
レビュワー |
ゴシックヘッドさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-02-09 01:34:00 |
変更日時 |
2012-02-28 00:05:47 |
レビュー内容 |
聖人とはどういう人のことをいうのか?無欲であるとはどういうことであるのか? この映画の主人公フランチェスコは本物の聖人像です。 ここまで自分を投げ出した姿を見ると感動しか覚えません。 非常に清々しいです。 牧師さんは神に仕えながら豚でいます。 そこに聖人との違いがあります。 フランチェスコみたいになるなんて無理なんですが、でも彼の姿を見ると心が癒されました。 人間は欲を持って生まれたものですが、フランチェスコはその欲を完全に捨てきったところを僕は尊敬と感動を覚えます。
フランチェスコは欲に負けた者さえ心優しく受け入れます。
フランチェスコの言葉には人の心を癒す力があります。
フランチェスコには一切の暗さがありません。
それとは別に 「キリスト教」を構えて攻撃の手段に出る人は神の名を偽り自分も偽ります。人の心も惑わします。
フランチェスコの歌う音楽は美しいです。 神秘的な映像とも美しい風景ともよく合います。 宗教の厳粛な雰囲気も漂っていて、教会の音楽はとても荘厳で神々しくて怖い位です。 キリストの目が開くとき、あの場面は神がかり的な迫力があります。 王が最後にとった行動はとても衝撃的でした。 フランチェスコの愛の大きさに涙が溢れて、大きく感動しました。
少しでも聖フランチェスコに人格が近づきたいと思いました。
|
|
ゴシックヘッド さんの 最近のクチコミ・感想
ブラザー・サン シスター・ムーンのレビュー一覧を見る
|