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タイトル名 |
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 |
レビュワー |
ゴシックヘッドさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-07-14 13:59:15 |
変更日時 |
2013-07-14 13:59:15 |
レビュー内容 |
ダークで幻想的な雰囲気が支配する映画。 古典怪奇映画の魅力をリバイバルさせ今に伝えるのはさすがハマー。 老舗レーベルならではの本格的な演出が光る。 まさかリアルタイムでハマーホラーが見られるなんて思ってなかった (検索してたった今知ったが「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイクもハマーフィルムだった)。 とにかく村の雰囲気が陰鬱で美しい。 古城(洋館?)、酒場、濃霧、沼地など これぞ怪奇映画といった妖艶な雰囲気が見事。 しかし古惚けてはいるが最近の映画らしいスタイリッシュさはある。 ゴシックホラーではスリーピーホロウ以来の衝撃。
それでこの映画は美しいロリータが沢山出てくる。 まさにゴシックロリータというものがこれほどまでに効果的に使われている 映画は希である。 少年の霊よりも少女の霊が多いのはたぶん こういった雰囲気の映画では、少年よりも少女のほうが幻想的な雰囲気を作り出すアイコンとしては役立つからかもしれない。 ウーマンインブラックというタイトルの通り漆黒の黒さが凄い。 因縁の深さと暗さがあり呪いの恐ろしさと伝染性が見事。 ハマーホラーというとモンスターホラーが主流であるという印象だったが この作品のジャンルは幽霊のホラーだ。 正直いって外国の幽霊のホラーは怖くないという印象であったが、この映画の幽霊はマジ怖だ。 ほんとどんだけ怖いんていう後半の恐怖のコンボが観客を恐怖に陥れる。 ゴシックホラーとしては完璧。ハマーホラーリバイバル。
(主役はハリーポッターのダニエルラドクリフ君であるが無精髭まで生やして大きくなったものだ。 しかしハリーポッターのころから賢そうなイギリス顔してるなと思っていたので、 こういった雰囲気の映画には結構あっている。 もしかしたらそのうちに彼はティムバートン監督にも見初められるかもしれない。 彼は妻を失った主人公の喪失感を見事に演じている。) |
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