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タイトル名 |
アンダルシアの犬 |
レビュワー |
ゴシックヘッドさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2008-07-18 01:41:01 |
変更日時 |
2011-05-09 00:34:14 |
レビュー内容 |
国立美術館のシュールレアリスム展で観ることができました。 DVDもっているのに、、、(それなのに見入ってしまったので、やっぱり自分はこの作品を面白いと感じているのだな、と実感しました) しかし美術展で大きく映し出された映像を見ますと、やっぱ迫力が違いますね。 まさにシュールレアリスム絵画をそのまま映像にしてしまったかのようです。 異様な美しさと、当時これをやった作品としての強みを感じました(だいたい80年も昔の映画が美術館に展示されているものですから、それを簡単には否定できない確かなものがあります)。 表現されないもの、表現しようとさえ思わないものが映像の前面に出ている感じが素晴らしいです。 そしてシュールレアリストは、日常にある物をなんにでもエロスに変えてしまうのでしょうか。 紐を引っ張ってダリの絵画の一部が表れる様な場面は見事で、まるで次元がひっくり返ったかのショックを受けます。当時はちょっと怖かったです。 昔は自転車が倒れるところで爆笑したかもしれません。おもしろいです。 この作品の印象的な音楽が頭から離れません(DVD版)。 頭の中で音楽が鳴り続けていて困ります。 カルト映画の原点でしょうか。 自分はこの映像の中のエロスな感じと、ナルティシズムな雰囲気が好きです。 (上映時の人だかりが凄くて、あふれる状態で通路を確保するためにスタッフが大変そうでした。 そうかと思えば家の近くの中古DVD屋では同じ内容の映像資料が500円で売っているのに誰も見向きもしない在庫ありの状況です。 このギャップが面白いなと思ってしまいました。) |
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