みんなのシネマレビュー
黄金の腕 - ゴシックヘッドさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 黄金の腕
レビュワー ゴシックヘッドさん
点数 8点
投稿日時 2010-01-14 23:45:23
変更日時 2012-03-02 02:13:23
レビュー内容
人が何かに溺れてしまうということはとても恐ろしいことです。
僕自身が依存傾向にあるので溺れることの恐怖は強い。
溺れるというのは先が見えないし出口が真っ暗な感じがして恐ろしい。

そんな依存症の恐怖があります。

一度依存症になると死ぬまで依存症であると聞いたことありますが、
この映画もそれくらい深刻です。
薬に溺れ、人に溺れて大変な泥沼化します。

主人公フランキーは様々な悪い人間に溺れてゆきます。フランキーは誰も信じられる人がいない状況で、
チビは良い友達でしたが、フランキーが逮捕されるキッカケになってしまいました。
麻薬売りの男とか本当に悪い人間で、ああいう人間は、もし溺れている人を見つけるとそれを餌にどんどん利用してきます。人の弱点を餌にするような人間と一緒にいると泥沼にはまります。
依存したり利用されるのは自分が弱いからなんですけどね。

この作品の中では誰も何も信用できないのが砂漠のように恐ろしい。あの医者が持ってきた「背骨を矯正する機械」を見れば、それはこの作品の中の胡散臭さを代表しているようです。

マリーは奥さんと比べ、献身的な感じで、一緒に苦しみ、フランキーの状態が良くなることを神に祈ってくれたから、とても良い女性のように僕は感じました。唯一母性が表れていた人物かと思います。

奥さんですが、フランキーの人生を狂わしている張本人の一人です。
僕にはあの奥さんの存在こそがフランキーが麻薬に手を染めてしまった原因だと思えてなりません。

奥さんは嫌な存在ですが、最後に笛をピー!と吹きながら飛び降りる場面では、何か大変なものを心に抱えていたのだとも思えて、可哀想にもなってきます。「愛しているわ、、、」と最後につぶやく奥さんを見ると、「愛って何なの?」みたいな気になります。
奥さんの言う愛は愛ではなかったのだと思いますが、それを愛だと信じていた奥さんも気の毒に思えます。
人を追い込む愛というのはあり得ないからです。
依存の深刻さとそこに人間の心の「闇」の部分を見事に描ききった作品かと。
ジャズ音楽はフランキーが溺れてゆく様を効果的に表現していました。
ゴシックヘッド さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2017-04-15ゴースト・イン・ザ・シェル75.67点
君の名は。(2016)97.00点
2016-06-09ゼロ・グラビティ87.63点
2016-05-05ギャング・オブ・ニューヨーク65.03点
2016-05-05KEN PARK ケン パーク75.47点
2016-01-13REC:レック/ザ・クアランティン65.58点
2016-01-13スマイリー54.00点
2016-01-10ダークシティ86.09点
2015-11-17L.A.コンフィデンシャル87.46点
2015-11-17ユージュアル・サスペクツ87.47点
黄金の腕のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS