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タイトル名 |
第9地区 |
レビュワー |
ななのじさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-09-26 22:12:49 |
変更日時 |
2011-09-26 22:12:49 |
レビュー内容 |
映画「ミスト」でも感じたことですが、この世で最も恐ろしいのはジェイソンでもプレデターでもなく、人間なんですよね。
この作品では、人間は武力と権力を持って、宇宙人を迫害しています。 主人公も当たり前のように宇宙人を迫害し、時には違法だとして、宇宙人の卵を処分しています。 笑いながら。
ところが、そんな主人公。 うっかり被った謎の液体のせいで、徐々に体が宇宙人へと変化を始めます。
そうです。 主人公は迫害する側から、迫害される側へなってしまいます。
地味なSF映画ですが、主人公の心情の変化が上手く描かれていて、最初は本当に嫌な奴だった主人公に、最後は「頑張れ!」とエールを送っている自分がいました。
ただ、本当に地味! SF映画として観るよりも、迫害される立場の人間の苦悩を描いた作品として観る方がいいかもしれません。
あえてハッピーエンドではない終わり方も良かったと思います。
ただ、もう1度は・・・観たくないなあ・・・。 観ていてツライです。 |
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