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フェリーニ 大いなる嘘つき - にじばぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 フェリーニ 大いなる嘘つき
レビュワー にじばぶさん
点数 6点
投稿日時 2007-09-01 21:15:31
変更日時 2021-05-31 15:36:43
レビュー内容
まず、始まりの音楽と映像が素晴らしかった。
海の映像と、そこに流れるゆったりとしたクラシック音楽。

それらにぼぉ~っとしていると、突然、“おじいさんフェリーニ”が登場。

“働き盛り”のフェリーニとは全く違った雰囲気でびっくり。
全く、若かりし頃の面影がない。
これにはちょっとショックだったかも。

70歳ちょいで亡くなったことを考えると、かなり健康も害していた時期だろうから、この不健全な雰囲気は仕方ないんだろうけど・・・

それにしても「理屈っぽい」。
ひたすら、“オレ流の映画論”や“フェリーニ流人生論”をしゃべり続ける。

フェリーニ作品の全てを観た後に、これらのドキュメンタリーを観れた点は良かったと思う。

しかも、ここ1,2年でその全ての作品を観たので、ドキュメンタリーを観ていても、すぐにそのシーンが頭に思い浮かんできた。

「あぁ~、この俳優さん、こんなになっちまったのか・・・」
とか、
「このシーンはこんな風に苦労して作られたのか・・・」
とかみたいに。

本作『大いなる嘘つき』には、フェリーニに縁(ゆかり)のある俳優さんが何人か出てくる。

その中でも特に印象的だったのは、ドナルド・サザーランド。

『カサノバ (1976)』について彼が振り返り、その最後のついた“ためいき”が、とてもリアリティがあった。

「即興で彼(フェリーニ)は脚本を変えてしまう。ある時、彼は3ページに及ぶ独白を私に5分で憶えろと言ってきた。その後、5分後に本当に撮影が始まった。彼は悪魔だ。」

といった様な内容だったと思う。
その最後に、深い“ためいき”が出たのだ。
それはそれは深くて真実味のある“ためいき”だった。

私もこのブログで記事に書いているが、私にとって『カサノバ』という作品は、フェリーニ作品群の中で、最も体力を奪われた作品だ。

この作品は、言ってみれば“フェリーニ映画の集大成”的な作品。
晩年の“フェリーニ・ワールド”が最高潮に達した、非常に濃い作品だ。

そんなに面白いとは思わなかったが、そのあまりの“フェリーニ色満載”さに圧倒されたのおぼえている。
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