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カミュなんて知らない - にじばぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 カミュなんて知らない
レビュワー にじばぶさん
点数 6点
投稿日時 2011-09-02 03:58:47
変更日時 2021-04-11 20:37:45
レビュー内容
ロバート・アルトマン作品をなぞった様な構成で、オープニングはロングショットでロングカット、そして群像劇という内容。
そして、ルキノ・ヴィスコンティの『ベニスに死す』をパクり、いや、オマージュを捧げた部分もある。

他にも、セリフ上でジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、フリッツ・ラング、ジャン=ピエール・メルヴィル、溝口健二なども出てきたりで、映画好きにはたまらない引用の数々がある。

それはそれで楽しいのだが、内容が薄っぺらいというイメージがどうも拭い去れない。
群像劇の欠点とも言える、散漫な印象が全体に現れてしまっている。
群像劇は、そういった散漫になりがちな映画全体を、登場人物たちを巧みに関連付けていくことにより、面白さを演出するものだと私は個人的に考えているが、どうも本作にはその演出も感じられない。

だが、最後の“劇中劇”のミステリアスさには、舌を巻いた。
圧巻のラスト。
殺人のシーンを劇中劇で見せている。

しかし、殺人のシーンが劇中劇で進むにつれ、次第に“劇中劇”と“劇中”の境目が曖昧になってくる。
観ているこちらも、本当に劇中で殺人が起きているのではないか、とハラハラドキドキさせられる

この演出は非常に面白い。
またこの手法も、私が無知なだけで、どこそこの引用かもしれないのがこわいが。
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