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タイトル名 |
アリア(1987) |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2012-09-16 10:47:56 |
変更日時 |
2012-09-16 11:12:17 |
レビュー内容 |
少々バラつき感があり、難解な印象もあるオムニバス作品。 その難解揃いな作品群の中にあって、難解な作品を連発してきた“ジャン=リュック・ゴダール”の作品が、一番解りやすかったというのは、ちょっとした驚きというか、皮肉。
本作の中で一番良かったのは、フランク・ロッダムが監督で、ブリジット・フォンダが主演した"Liebestod"という短編。 若き美男子と車でラスベガスに向かい、ホテルで情事を交わし、ブリジット・フォンダが自らの腕を割れた瓶のかけらで傷つける。 これだけの内容だが、これが凄まじい映像美! ブリジット・フォンダが、ラスベガスに向かう車内で、涼しげに髪の毛をなびかせ、哀しげな横顔を見せる序盤から、既に映画でしか表現できない美しさを感じた。 この一本を観ることができただけで、他が駄作でも許せてしまう。 それだけ素晴らしい掌編だった。 |
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