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鷲と鷹(1957) - にじばぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 鷲と鷹(1957)
レビュワー にじばぶさん
点数 7点
投稿日時 2007-09-10 10:05:54
変更日時 2021-06-05 19:15:09
レビュー内容
とあるおんぼろの船。
そこに二人の六尺(181㎝)近い男が乗り込んでくる。
どうやら臨時の雇われ水夫の模様。
そして乗り込んだ途端の大喧嘩。
派手なアクション。
うーん、やはりこの作品は単なるスターの織り成すアクションものか・・・
と、当初の疑念も晴れるまま、物語は進行。
しかも石原裕次郎は相変わらずのクサい演技。
元々好きでなかった上に、今観るとイケてないファッションや髪型に閉口しながらの鑑賞。
そしてそのライバル役である三國連太郎も終始、不自然に上半身真っ裸。
これまた閉口。
まあ確かに立派な体格ではあるけれど、これはさすがになぁ・・・

そこで船長の娘が登場。
これがスレンダーでスタイル抜群。
しかもかわいい。
誰だ?
分からない。
オープニング・ロールのキャスティングに浅丘ルリ子の名があったが、まるで顔が違う。
誰だ?
若かりし頃の浅丘ルリ子は、『男はつらいよ』を全て観たことがあるので、よく知っている。
まったく顔つきが違う。
やっぱり浅丘ルリ子じゃあない。
浅丘ルリ子はもっと顔にクセがあるはず。
誰だ?
この綺麗な女優サンは・・・
観終えた後、ネットで調べると、この女優さんは浅丘ルリ子だった。
当時17歳。
そして『男はつらいよ』の初期に出た頃は20代後半。
こうまで雰囲気が変わるとは。
まさに衝撃。
本作における浅丘ルリ子は必見。
この“意外なほどに美しい10代の頃の浅丘ルリ子”を観ることができただけでも、本作を観た甲斐があった。
~~~
映画『飢餓海峡』ですっかりミクニの虜になった私。
本作では全編に渡り、不自然に上半身裸で、『飢餓海峡』で上がった私の“ミクニ熱”をすっかり冷めさせてしまった。
しかしそこは流石ミクニ。
最後はジゴロな白いスーツで登場。
「おいおい!そんな上下のスーツ、船の荷物の中のどこに隠していたんだョ!!」
というツッコミはさておき、そのあまりのジゴロ的かっこよさに、衝撃を受けてしまった。
さすがミクニ。
かっこよすぎ!

というわけで、ストーリーよりも、豪華な出演陣の意外な魅力がいっぱいの本作。
まさにキャスティングの勝利だ。
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