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タイトル名 |
1000年刻みの日時計 牧野村物語 |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
1点 |
投稿日時 |
2009-03-14 22:40:41 |
変更日時 |
2009-03-14 22:45:18 |
レビュー内容 |
監督、小川紳介が山形県は牧野村(マギノ・ムラ)に移住し、執念で取り上げた土着ドキュメンタリーの金字塔。 その尺、実に222分! しかし、しかし、それ以上にヤバイのが、そのつまらなさ。 これほどまでに「映画」というものを苦痛に感じた経験は過去にない。 退屈を超え、もはや辛抱の領域に達していた。
内容としては、「1.稲の収穫の様子をオタクっぽい青年達が熱く語る」「2.村に伝わる伝承や神話を、じいちゃん、ばあちゃんが方言で熱く語る」「3.俳優を起用した意味の分からない時代劇」の3部構成である。 この3つが入れ替わり立ち代りで、222分。 全てつまらないのだが、特に最悪なのが、俳優を起用してまで作り上げた時代劇の様な部分。 極めて悪質に退屈。
結果として、小川紳介が自己満足的に作り上げたドキュメンタリーという内容で、部落の歴史や伝承などに興味を持っている人意外には、決して優しい作りではない。 特に私の様な、現代の東京に生まれ育った者にとっては、どうでもいい話で、そんな話を222分も見せ付けられたのでは堪らない。 映画、いや、ドキュメンタリー映画が嫌いになってしまう危険をも感じた、まさしく日本を代表する金字塔的ドキュメンタリーである。 |
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