みんなのシネマレビュー
花のれん - にじばぶさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 花のれん
レビュワー にじばぶさん
点数 7点
投稿日時 2010-06-06 00:08:15
変更日時 2010-06-13 14:35:06
レビュー内容
豊田四郎監督作品らしい重厚な作品。
戦争の焼け跡や空襲のシーンなど、かなり大掛かりな作りとなっている大作。

淡島千景と森繁久彌の前半のやりとりは、同監督の『夫婦善哉』を彷彿とさせる面白さ。
中盤は、淡島千景が金の亡者となって、大阪商人をひた走り、やがては大成功を成し遂げる。

そんな淡島千景の母親ぶりに、石浜朗演ずる息子は疑問を投げかける。
お金に何でも換算したがる母親に対し、もっと人間らしい感情と生き方を持ってほしい、と。

仕事やお金って、生活を豊かにするための手段あって、それが目的になってしまうのはいかがなものか。
そんな生き方は、目的と手段が本末転倒した間違えた生き方なのではないだろうか。


幸せな生活を送るには、もちろんお金が必要だし、それを得るためには仕事が必要なわけだが、最低限の文化的な人間らしい生活ができるお金があれば十分であって、まして、仕事が生き甲斐の人生なんてつまらない。
それがまさしく本作のテーマであって、本作のそのテーマに対するスタンスに、とても同感できた気がする。

人情劇を描かせると、頭一つ出た実力をみせる豊田四郎監督。
この監督ならではの持ち味が存分に発揮された見応えのある力作である。
にじばぶ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-27明け方の若者たち75.66点
2025-03-25優しさと泪と88.00点
2025-03-21鼻炎23.50点
2025-03-20ナンバー・ゼロ00.00点
2025-03-20アリックスの写真22.00点
2025-03-20不愉快な話66.00点
2025-03-2044.00点
2025-03-18東京のバスガール55.33点
2025-03-17カルロス(2010)66.00点
2025-03-16牝犬(1931)67.25点
花のれんのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS