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タイトル名 |
ハッピーアワー |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2024-11-23 22:45:42 |
変更日時 |
2024-11-24 09:57:15 |
レビュー内容 |
映画館で317分を初体験。 内容は良かったが317分は相当に堪える。 マジでキツイ。 エンドロールが流れた時の安堵感ったらない。
濱口竜介監督はどうも美人を不幸に、美人以外の人を幸せにしたいらしい。 これは他の濱口作品でも感じた。 美人になんかされたのかな?
女性4人が主人公の映画であるが、それを取り巻く男性陣がどいつもこいつも不快な野郎ばかり。 これはわざとなのかな? だからこそ女性が際立つみたいな。
仕事優先で家のことを全て妻に任せていた夫。 妻に浮気されるも謝ってもらえず。 ただこの夫はモラハラ気味だから浮気されて仕方ないのかも。 妻に対して稼ぐ力が無いだの言ってはならないね、絶対に。
かわいい作家(これがほんとマジでかわいい)に好きと告白されて浮き足だったロン毛ヒゲ男。 交通事故に遭って妻にざまあみろと言われるが、これは当然だね、同意。
謎のワークショップが開催される。 テーマは「重心」。 これがやたらに胡散臭いが、何気に内容が面白かった。
群像劇っぽい内容だが、一つ一つの話にケリをつけたのは凄い。 これだけ風呂敷を広げてよく収拾をつけたものだ。
さて317分は必要だったのか? これ案外、重要な問題。 それは実際に見てご判断を。 317分の映画を見たという体験は、あなたの人生において必ずや貴重なものになるであろうから。
(映画の内容とは関係のない個人的メモ) 下高井戸シネマにて鑑賞。 場内は満員。 下高井戸シネマには何度か来ているが満員になったのは初めて。 客層は何故だか爺さんが一人もいない(おっさんは大量に居たが)。 婆さんは数人いた。 本作の鑑賞料金は3000円でシニア割引などの割引は一切ないとのこと。 通常この映画館ではシニア割引適用で一本1000円で見ることができる。 なので本作は老人の財布に優しくないのだが、爺さんがいないのは果たして金額の高さが理由なのだろうか? それとも爺さんは濱口竜介に興味が無いのか? 謎である。 |
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