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タイトル名 |
都会のアリス |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2007-09-01 20:23:06 |
変更日時 |
2007-09-01 20:23:06 |
レビュー内容 |
ヴィム・ヴェンダースの「ロードムービー三部作」の一作目にあたる作品。 全編モノクロ画像。
主人公がひたすらさすらい行くお話で、道中、少女を連れた女性と出会い、その女性と一夜を共にし、夜が明けてみるとその女性はおらず、仕方なく主人公はその少女と旅を続ける・・・という展開。
この物語における主人公の、「ちゅうぶらりんな精神状態の中での癒しの旅」みたいな設定が、その時の私の精神状態と酷似していた。
それと、主人公が31歳ってのもあり、思わず映画の中の主人公に自分を投影してしまった。 ロードムービーでその主人公に自分が投影された時・・・ まるで自分の分身が、映画の中でその時を体感している様な感覚に襲われたのだ。
あと、撮影監督が『ダウン・バイ・ロー』の「ロビー・ミューラー」ということで、これもばっちりツボ。 なんか話が出来すぎの感は否めないストーリー展開ではあったが、それを補って余りあるほどの素晴らしいロードムービーであった。 |
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