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タイトル名 |
三月のライオン |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2009-08-30 18:39:48 |
変更日時 |
2009-08-30 18:48:10 |
レビュー内容 |
矢崎仁司監督の作品は『ストロベリーショートケイクス』から観たクチだが、本作はその作品とはかなり趣きを異にする内容だった。
インディーズっぽさというか、陰鬱さが画面の暗さに直結していて、少々苦手な部類の作品。
『ストロベリーショートケイクス』は映像が洗練されていて、女性の解放感と閉塞感が微妙に、そして絶妙にバランスをとっていて優れた作品だと感じたが、本作はそれに比べ、まだ未成熟というか、荒削りというか、一方的な陰鬱感のみが発散されている。
こういう暗さを持った作品は、ある監督の生涯においても、初期から中期にかけてしか現れてこない貴重なものだとは思うが、後年からさかのぼって鑑賞してしまうと、それほど良いとは思えなかった。
リアルタイム且つ青春時代にこの作品を観ていたら、感銘の受け方も大きく違ってくるだろう。 |
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