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タイトル名 |
残菊物語(1939) |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2007-09-01 21:34:52 |
変更日時 |
2013-12-13 21:21:59 |
レビュー内容 |
池袋の新文芸坐にて鑑賞。
本作は、1939年公開の溝口健二監督作品である。
146分という長尺も合点のいく、まさに力作であった。
特に、全編を通して貫かれている、“1シーン1カット”という撮影方法により生まれる、“長回し”シーンの数々に圧倒される。
長回しといっても、それは実験的な長回しであったり、観客を驚かせる為の遊び的な長回しという感じではない。
監督とカメラワークと演じる俳優とが力を結束し、又、それぞれがプロであるからこそなせるものであった。
全編を通して貫かれる、その一貫した撮影スタイルに、溝口監督の強いこだわりと執念を感じた。 |
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