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スリ(1959) - にじばぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 スリ(1959)
レビュワー にじばぶさん
点数 7点
投稿日時 2007-09-02 11:45:38
変更日時 2023-05-28 08:40:24
レビュー内容
ロベール・ブレッソン初期の頃の傑作サスペンス。
素人採用により、妙に迫真とリアリティを持った作品だ。

尺も76分と、ブレッソンらしい短さで、無駄のない作り。
間延びした映画が多い中、ブレッソン作品のこうした短さへのこだわりは特筆に値する。

主人公のミシェルは大学生とのことだが、全然そうは見えない。
単なるオッサンだ。

スリに味をおぼえ、スリという犯罪を正当化し、ドップリはまっていく主人公を描いた作品。
スリのあらゆる手口が次々に紹介され、観ているこちらは口をあんぐり、目を釘付けにさせられる。
ただ、そのうちの何個かの“スリ実演シーン”は、「それは無理っしょ?」という感じのものもあり、少し残念。

「前の女性がハンドバッグを脇に挟むと同時に、後ろから新聞紙を挟みこんで、取り替える」

これはさすがに無理があるっしょ?
そういう意味でも、目が釘付けになること間違いナシ。

ヒロインの女性がかなり魅力的。
こちらも素人さんということで、他の作品では観れないのが悔やまれる。
残念だ。

フランス人監督で、一部に熱狂的なファンを持つ、孤高の映像作家ロベール・ブレッソン。
その人気の理由を理解できたような気がした。
ブレッソンならではの独自の映像世界を持っているのが魅力。

イングマール・ベルイマンもそうだけど、内容うんぬんともかく、その創り出す映像世界は超個性的!
こういう監督の作品は何本か観てしまうと、他の作品も全部観てみたいという欲求にかられてくる。
ただ、ほとんどDVD化されていないし、頼みの綱のツタヤ新宿店にもあまり在庫が無いのが残念だ。
特に『少女ムシェット』を観たいのだが・・・
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