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タイトル名 |
龍城恋歌 |
レビュワー |
にじばぶさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-08-27 16:51:04 |
変更日時 |
2013-08-27 16:52:45 |
レビュー内容 |
中国映画らしい重厚感に満ちた内容。 室内の雰囲気も良く出ているし、自然の雄大さも感じられる。
この作品の狙うところは、そのメッセージ性。 「殺し合いや敵討ちからは何も生まれない」と主張する一方で、「大切な人間を殺されたら、やり返すのが人間の本能だ」というメッセージも感じ取れる。
おそらく他人事ならば「殺し合いには意味がない」で済まされるだろうけど、実際に大事な人間を殺されたら、そうも言ってられないのではないか? 他人に「意味がない」とか言われても、私なら殺り返すと思う。 そこに「意味」など介在しない。 ただ怨念あるのみ。
だが、その敵にも家族がいて、その家族は何ら無害だとしたら、どうなるだろうか。 それでも殺るか? この辺のテーマと迷いが、巧く問題提起されている。
だけど、やっぱり私が当事者ならば、殺り返すだろうなぁ・・・
そう考えると、人から恨みをかう様なことはすべきではない。 だけど、過去に犯した罪は、消し様がない。 たとえそれが、若かりし頃の出来心だったとしても・・・ |
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