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タイトル名 |
ボルベール/帰郷 |
レビュワー |
グレースさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-01-20 09:04:21 |
変更日時 |
2008-01-20 19:15:48 |
レビュー内容 |
よくも悪くも、いい加減さと曖昧さのある国なんだろうな~スペイン。科学捜査だの・家宅捜査だの言わずに「お化けが出るんだわぁ・・」「家を出たわぁ!」で納めてしまう。アメリカや日本のような父権的な社会とは違って、社会自体もいい意味で母性的。「処罰主義」というより「赦し」の温かさがある。母と娘の話であるのだが、親子関係を超えて、娘たちが母親たちを「女性」として「人間」として理解していることが大人だと思う。それが娘たちの「包容力」であり、娘たちの「赦し」が年を重ねた母親たちの「包容力」を引き出し活かしていく。成人した子どもたちが、親をきちんと「個」として理解し受け入れることができるか・・これからの高齢化する日本でも試されるチカラだと思った。 |
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