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タイトル名 |
明日への遺言 |
レビュワー |
グレースさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-03-14 17:38:34 |
変更日時 |
2008-03-14 17:38:34 |
レビュー内容 |
えっと、以前からBC級戦犯について勉強していまして、今年は秋には「貝」のリメイクということで。 個人的には一連の映画をきっかけにBC級戦犯とされた下士官の方々、およびBC級戦犯裁判についても関心をお持ちいただければと思うのですが・・。 正直、真面目に作られた映画ですがエンターテイメント性はないかも・・。 搭乗員処刑の再現シーン等を作らなかったのは、監督の良心であることは重々、承知しておりますが(本当に「真実」として再現することは出来ないしね)、延々と法廷シーンだけで進むのは、観る側を選ぶ作りではあるんですよね。 岡田中将は本田中将や今村大将と並ぶBC級戦犯の大物でありカリスマなんだけど、実は戦犯の多くは40歳以下の下士官・兵士が多いんですよ。 特に大尉・中尉・少尉といった中間管理職(今の会社組織なら副長・課長・次長級あたり?)が組織の責任を取らされて命を落としたケースが多く「尉官災難」と呼ばれていたのがBC級戦犯裁判の実相なので、できれば働き盛りで若い妻・幼い子を残し犠牲となった方々を、じっくりとえがいた作品を作って欲しいなぁ。
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