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タイトル名 |
プリティ・ベビー |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-08-17 15:03:24 |
変更日時 |
2010-08-17 15:03:24 |
レビュー内容 |
さすが、ルイマル。ハリウッドで創られたのだろうけど、ちゃんとヨーロッパ映画になっている。ホント、この監督、すごいわ。特殊な環境におかれた人物を見事な想像力で描写していく。ここでも主人公の少女が、裸一貫で生き抜いてきた売春婦たちの中で育ったからだろう、何事にもけろりと経験していく、逞しさが見事に描かれている。売春婦たちには爽やかさすら感じられる。車が沼にはまった時、彼女らは裸になって笑いながら沼に入っていく。もう、それは無敵、という感じだ。やがて少女と結婚する写真家の青年が神経質にいじっていたカメラ。それがラスト、母親の再婚相手が駅で簡単に操作するカメラを見て、この少女は何を思ったのだろう。映画もそこで終わる。ルイマルの映画って観終わるといつも、手元に置いておきたくなって、DVDが欲しくなる。困ったもんだ。 |
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