|
タイトル名 |
サムライ(1967) |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2017-04-29 21:11:33 |
変更日時 |
2017-04-29 21:11:33 |
レビュー内容 |
面白い!「恐るべき子どもたち」の監督か。う~む・・女性を描ける人がハードボイルドを描くと、こんなに上質な作品になるとは、一つの発見だったなぁ・・。警察があくどいので、黒幕と警察がごっちゃになりそうだったが、これも演出だったとすら思わされてしまう。この監督、メルヴィル、恐るべし。もっとこの監督作品を観てみたくなったぞ。映画とはこれなんです!という雰囲気と品格を最後まで失わない、この上質さ、癖になりそう(笑)。クールな一匹狼の殺し屋をアランドロンが好演。そして出てくる女性たちがみな自分を失わない。このアランドロンを見守る若い女性は、姑息な警察に一歩も退かない。そして黒幕の愛人であるこのピアニストも大したタマで、銃を向けられても平然とピアノを弾いてる。そしてあのラスト。しかしアランドロンの銃には弾が入ってなかった。もうこうなることを覚悟してたということに、あの愛人は何を思うのか。結局、女性にモテモテのアランドロンは、黒幕の女性の心すらわしづかみにして、この世を去る。モテモテで一生を貫くとは、大変なんだなぁ・・(泣)。 |
|
トント さんの 最近のクチコミ・感想
サムライ(1967)のレビュー一覧を見る
|