|
タイトル名 |
パブリック・エネミーズ |
レビュワー |
フライボーイさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-12-15 07:43:00 |
変更日時 |
2012-06-11 19:15:48 |
レビュー内容 |
この映画でひとつ残念なところは、『ヒート』や『アメリカン・ギャングスター』のように、捜査官(=追う者)とギャング(=追われる者)を描いていながら、〈パーヴィス〉対〈デリンジャー〉という単純な図式にはなっておらず、途中参加の老捜査官〈ウィンステッド〉が実質的な主人公になってしまうという、作劇上のバランスの悪さだ(史実だから仕方ないけど)。そこにまた、デリンジャーとビリーの恋愛模様が中途半端に描かれるから、尚更ややこしくなる。そしてこの長尺。実のところ3回は本作を観ているが、中盤のデリンジャー逮捕から脱獄までの間にいつも眠くなってしまい、気がついたら、逮捕されたはずのデリンジャーがシャバに戻っているという事態に毎回陥ってしまう。マイケル・マン監督は相変わらずストーリーテリングに難ありだが、銃器の扱いに関しては作品を重ねる毎に磨きがかかり、今回も全く惚れ惚れするほどの銃撃戦を展開してくれる。ちょっと甘めに7点献上。ウォーレン・ウォーツの『デリンジャー』と併せて観ることをオススメする。 |
|
フライボーイ さんの 最近のクチコミ・感想
パブリック・エネミーズのレビュー一覧を見る
|