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タイトル名 |
わが母の記 |
レビュワー |
フライボーイさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-05-21 07:29:08 |
変更日時 |
2012-06-04 15:52:41 |
レビュー内容 |
もっとシリアスで暗い作品を想像していたが、意外と笑えるシーンもあり、いい意味で観やすい映画だった。とにかく樹木希林の演技を見るだけでも価値がある。ここまで役者の演技に引き込まれたのは久し振りだ(これで日本アカデミー賞を取れなかったら、もう授賞式を見るのやめる)。ところで、主人公一家が裕福な家庭であることに違和感を感じる観客もいるようだが、本作のテーマはそんなところにはないでしょ?それはただの設定であって、じゃあ登場人物が貧乏だったら「良い映画」になるのか?って話。彼らはお金持ちだったから、家族で認知症のおばあちゃんを看ていられたのかもしれない。でも子が親を看るのは当たり前の話で、これが理想の家族の姿だよね。母親は幼い子供の幻影を追い、息子はそんな母親を背におぶる。息子にとって、母親というのはやはり特別な存在なのだ。 |
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