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タイトル名 |
ハウルの動く城 |
レビュワー |
フライボーイさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-07-20 19:45:27 |
変更日時 |
2010-07-20 19:45:27 |
レビュー内容 |
これまでの宮崎作品に比べ、絵の感じが変わったように感じた。しかし主人公のソフィーは久し振りの正統派美少女で(すぐ老婆になってしまうが…)、オープニングの空中散歩の浮遊感には、涙が出そうなほど感動した。ストーリーは難解というほどではないが少々分かりづらくなっており、ラスボスと思われた荒地の魔女が、サリマンによって魔力を奪われてしまうくだりは意外だった(ただの婆さんになってからの荒地の魔女が笑わせてくれる)。マルクルやヒン(犬)、カルシファーの可愛らしさ、ハウルの格好良さ(キムタクが意外と健闘)など、キャラクター重視の作品となっており、メッセージ性やストーリー性を期待すると肩透かしを食うが、やや説教臭さを感じた『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』よりも、純粋に楽しんで観られる作品となっている。引っ込み思案で地味なソフィー(呪いをかけられる前から老婆のようだった)が、愛を知り、キスを贈るラストは清々しく、素敵だ。 |
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