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タイトル名 |
アーティスト |
レビュワー |
Balrogさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2012-04-12 23:25:56 |
変更日時 |
2012-04-12 23:25:56 |
レビュー内容 |
フィクションであることの自覚がこの映画を支配している。無声映画も所詮演出に過ぎず、実は無声映画ということへの言及をメタなレベルで行っている。ラストシーンが象徴的であるが、映画を撮影しているところを撮るというある種ありきたりになってしまったメタ的演出によって、この映画のフィクション性を強調し、「結局はトーキーなのだ」という印象を余計に観客に与えてしまう。サイレントを装ったトーキーは、意図しているかどうかはともかくとして、最終的にはサイレントへの決別を提示している。 |
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