|
タイトル名 |
プレデター |
レビュワー |
JUKEさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2008-02-09 16:09:48 |
変更日時 |
2008-02-09 16:09:48 |
レビュー内容 |
クラシック。プレデターが他のクリーチャーと異なる最大の点は、文明を持つ、ということであろう。文明が限界まで到達すると、「狩り」という原始的な欲求に立ちかえる、という設定がすばらしいではないか。エイリアンが人間を根絶やしにするまで攻撃・繁殖をやめない点で純粋にあい入れない「反・人間」「反・社会」の存在であるのに対して、プレデターは儀礼的に異文明・異種を殺戮・収集するが、それはあくまで儀礼的な振る舞いであって、逆に言えば、狩る側・狩られる側として本質的に「共生共存」が可能な存在なのである。後に『AVP』でエイリアンによる通過儀礼が描かれるが、監督の談によれば、異星にハントに単身やってくるプレデターはまだそういった成人にすら満たない“子ども”のプレデターでしかない(ならば最後意外にあっけないのも合点がいく)。SFの魅力に尽きない作品である。
|
|
JUKE さんの 最近のクチコミ・感想
プレデターのレビュー一覧を見る
|