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タイトル名 |
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 |
レビュワー |
梅干御飯さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2008-05-26 21:07:29 |
変更日時 |
2008-05-27 19:00:05 |
レビュー内容 |
大蜘蛛シェロブがすっごくいい!!です。もちろん大蜘蛛なんてすごい 生きものは実物を見た事がないんですが、何でしょう、あの無性にリアルな出来は。 監督さん、そして特殊映像のスタッフさん達のクリーチャーに対する愛を強く感じます。 聖なる光を掲げられると「キャー」と小さな前足で数ある目を押さえ (過去に潰された目が痛々しい)抜き足差し足なのに素早く音を立てず獲物との 間を狭め(蜘蛛の軽さがよく表現されている)、獲物(フロドw)を 手に入れるとまるで鼻歌が聞こえるようなルンルンさで巻き巻き巻き巻き、 頑張るサムに短剣突かれたら腰?が立たなくへたへたと後ろから下がる、完璧。 よくみるとつぶらな瞳がすっごく可愛い! ゴラムを始めクリチャーの出来が素晴らしいから、画面に説得力が増すんでしょうね。
3は「協力」の総集編。一人一人一匹一匹が大きな、又は小さな力、自分の出来る事を 精一杯一生懸命それぞれが頑張る事で力を合わせ成し遂げた偉大な仕事。 ホビット族の、自然を愛する素朴で純真かつ責任感の強さ忍耐力、サムワイズの 頑張りはやっぱり何度みても凄い。ホビットにとってモルドーはどれだけ恐ろしく 辛く厳しい場所だったろう。臆病で諍い変化を好まない体の小さな種族なのに あんな所へたった2人きり入って、食事も朝食だけでも最低3回は食べる文化なのに 食べ物はおろか水までなくなって、、、、、、。でも約束、シャイアを守る為最後まで 全力を尽くすその根性が凄いよ。前は明るく綺麗な白い石のようだったフロドが 後年ずっと入ってしまったヒビに苦しめられるのは、とても悲しいです。
現代の教育は皆同じレベルになって競争するようにシステムが組まれていますが 元々全ての生き物は同じものは一つもない。同じ種でも良く観察すると結構多様。 人間も一人一人得意な所と苦手な所がある。自分の得意なこれなら出来るという事を 一生懸命やって「比べる」んじゃなく「皆と力を合わせる」事に価値があるという 本に流れる主軸の思想を感動的に大変美しく映像化してくださった作品だと思います。 その説得力があるのも、監督役者を始め音響美術CGロケハン全ての指輪物語を愛する スタッフが力を合わせて協力したからこそ、これだけの作品になったのだと思います。 もっともっと観たいwといつ観ても思います。 |
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