|
タイトル名 |
8 1/2 |
レビュワー |
高畑カムバックプリーズさん |
点数 |
1点 |
投稿日時 |
2011-04-19 00:34:29 |
変更日時 |
2011-04-19 00:34:29 |
レビュー内容 |
酷く退屈な映画だった。タルコフスキーの「ストーカー」を彷彿とさせた。 あちらは糞真面目な宗教映画だったが、こちらはユング、フロイトを23冊 読んで、夢や空想をそのまま具現化したかのような作品である。 結論が泣かせる。「私の芸術創作には女が必要不可欠なのだから浮気の 一つや二つは勘弁してくれたまえジュリエッタ・マシーナ」なのだから。 こんな作品の評価がやけに高いのは何故なのだろう? フェリーニという人物が、映画人にとって愛すべき存在だったのだろうか。 或いは「道」や「カビリアの夜」といった大傑作を撮った監督への敬意からだろうか。 小津が病床に在って吉田喜重に二度呟いたという「映画はドラマだ。アクシデントではない」その言葉を、この映画を観ると思い出す。「アクシデントではない」 巨匠の気儘なアクシデントに、周囲が虚飾を施しているようにしか思えない。 |
|
高畑カムバックプリーズ さんの 最近のクチコミ・感想
8 1/2のレビュー一覧を見る
|