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タイトル名 |
パワーレンジャー(2017) |
レビュワー |
ムランさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2017-07-15 13:16:45 |
変更日時 |
2019-02-20 20:29:20 |
レビュー内容 |
『大昔敵(裏切り緑)に倒された正義星人の力を受継いだ少年少女が地球を守る』と言うプロットはベタながら悪くは無いが、『たまたま敵が復活するタイミングにたまたま力を受継ぐ者が現れた』『しかも現れた理由が子孫や強い正義の心ではなく、単に偶然遺跡を掘り当てた時に居合わせた5人』と言う場当たり感全開な内容。 尺は2時間以上ありながら、大半は遺跡発掘までの世界観説明と発掘後の敵に備えた訓練ばかり。まぁそれも重要な演出ではなるのだが、情緒が無く淡白且つ盛り上がりに欠ける演出で無駄にダラダラ垂れ流しているだけで面白み0。訓練に関しても、未熟な状態で敵と接触してしまいボロボロに負けた事から危機感を覚えるとかなら良かったのに、司令官的な奴から『もうすぐ悪い奴が復活するから地球を守るために訓練しろ!』と言う情報だけで動くため動機付けが弱い(なので、後半まで敵との接触無し)。 終盤ようやく変身、ロボット戦があるが、正直悪くは無いが普通。 全体的な感想としては『ストーリー・アクションはマーブル映画より遥かに劣る』『CGのロボット戦もトランスフォーマーの方が数段上』ながら、ボロクソに言うほど酷くも無い、オーソドックスにつまらなかった。 なので、ここまでなら4点でもいいのだが、仮にも東映特撮戦隊をモチーフにしていながら『変身アイテムは無く、お立ち台の上でスーツが皮膚の下から生えてくるキモい演出』『名乗り口上もその後起こる謎爆発も無し』『レッドの剣以外に各自の専用武器無し(来場特典の絵でピンクが持っていたボンボンは未登場)』『基地からロボットが発進するシーン無し』『等身大戦闘後にロボット戦でなく、即効ロボで人サイズを攻撃する合理主義』『合体プロセスな無く、5機が炎と煙に包まれたと思ったら合体してた』等と言ったお約束演出はことごとくスルー。後で知ったが初めて戦隊もののプレゼンをした時米人から『なんで名乗りするの?攻撃されちゃうじゃな?』と突っ込まれてたらしいので、本作のスタッフも間違いなくそう言う『分かってない連中』ばっかだったんだろうなと思うと残念。ただTV版は長い放映のかいあって名乗り口上の良さがファンには浸透したらしいので、『そう言うのを分かってくれる、ギレルモ監督とかならお約束守ってくれるんだろうな』と悲しくなったので減点。 |
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