|
タイトル名 |
ウォンテッド(2008) |
レビュワー |
サムサッカー・サムさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-09-14 01:08:26 |
変更日時 |
2010-07-21 13:37:23 |
レビュー内容 |
グラフィック・ノベルが基のこの作品を「ナイト・ウォッチ」で独特の映像センスをみせつけたティムール・ベクマンベトフ監督が撮るのは納得。細かい視覚的演出のなされた舞台や暗殺者のヴィジョンに銃弾どうしの殴り合いなど彼独特の、想像力を掻き立てられるような画の構図は冒頭から際立っていてやはり面白いと感じた。しかし面白い映像で攻めて行きたいがために脚本は犠牲になってしまったようだ。画を見せるための無茶な展開が目立つ。どんでん返しもそこまで驚きは感じられず結局妙な方向に収束していってしまい明らかに練りこみ不足な荒い印象を受けた。娯楽作としては映像の奇抜さもあり、冴えないヤツの痛快アクションとして序盤は楽しめた。しかし終盤に向けての失速加減を見るともっともっと面白くできるとも思える作品なので、ティムール監督にはストーリーテラーとしても頑張ってもらいたい。 |
|
サムサッカー・サム さんの 最近のクチコミ・感想
ウォンテッド(2008)のレビュー一覧を見る
|