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サード・パーソン - サムサッカー・サムさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 サード・パーソン
レビュワー サムサッカー・サムさん
点数 6点
投稿日時 2014-07-08 00:07:27
変更日時 2014-07-09 22:26:20
レビュー内容
ハギスの群像劇ということもあり、やはり彼の代表作である「クラッシュ」を連想したが、そんな先入観も手伝ってか、いざ鑑賞してみると、予想とのギャップやラストの落とし方に、かなり戸惑う一作だった。

別々に描かれていたストーリーが接点を持ちはじめ、ここからが群像劇だという頃から、同時に感じ始める得体のしれない感触。なんとも言い表せないフワフワとした感じ。

キム・ベイシンガーとマリア・ベロの奇妙な似せ方、異常なほどに子供を救おうとするエイドリアン・ブロディ、清掃員のミラ・クニスに至っては、ニュー・ヨークにいるハズなのにパリのホテルにまで現れる。

なんかオカシイ。
監督がハギスだからこそ生まれる疑念。特にエイドリアン・ブロディの過剰さは、今まで堅実な人物描写で観客を納得させてきたハギスゆえに、なおさら奇妙に映る。

劇中では語られていないので、名言は出来ないが、つまりこれはリーアムの小説話なのだと思う。
そしてその内容は、彼の人生における出来事をモチーフにしていて、同時に彼の想いが秘められているのだろう。

ウォッチ・ミー。憤慨した時に「みとけよ!」といったニュアンスで言うこともあるが、リーアムにとっては亡き息子の「僕を見ててね」という言葉として記憶されている。
愛人からの電話に夢中になり、子供を溺死させてしまったニーソンは小説にどんな救いを求めたのだろうか。

イタリア編では、何があっても子供の為に行動したいという気持ちが読み取れ、その先には(叶わない)ハッピーエンドが待ち受ける。
ニュー・ヨーク編では、自分のミスであったとしても、子供がもし一命を取り留めていればという想いが綴らる。子供に再開し、ただ抱きしめたるだけで得られる幸福を願っているのか。
パリ編は、どこまでが現実なのか微妙なところだが、全てをさらけ出すことでの、贖罪の念が感じられる。

正直、一度見ただけでは、自分なりの考えは大まかにしかまとまらなかった。劇中、答えは明言されていないので、誰かと意見を交換したり、観返したりできれば、より深く理解できそうな気もする。 ただ個々のエピソード自体は、ヘビーなドラマに仕上がっているので、気軽に何度も観れるモノでもないかも。
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2019-11-21ドクター・スリープ86.22点
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2019-10-09IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。85.94点
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