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タイトル名 |
ハッピーフライト(2008) |
レビュワー |
えんでばーさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2025-01-08 20:46:34 |
変更日時 |
2025-01-08 20:46:34 |
レビュー内容 |
「大空港」から始まるエアポートシリーズを代表として、空港パニック映画はサスペンス映画、群像劇の定番です。かなり大衆化しましたが、空港というのは非日常感体験の一つだからです。 それを邦画でANA全面支援で、矢口監督がやってみようとしたのがこの映画です。邦画らしく、パニックではなくプチパニック程度に抑えて楽しく見られるようになってます。 言ってしまえば、ハワイ行きANA機がピトー管の故障で引き返して嵐の中で無事着陸するだけなんですが、CAの綾瀬はるか、GSの田畑智子、パイロットの田辺誠一、時任三郎などなど、役者陣がいい味を出してます。群像劇で、観客からは全体像がわかるんですが、登場人物同士は顔を合わせていないのに意思疎通しなきゃならなかったり、エピソードの組み合わせが本当によくできている。ただ、工具を紛失したエピソードはちょっと作りすぎでしょう。第三者が持って帰るというのは、ちょっとね。 実際の空港のほんの一日を切り取って見せただけですが、こんなにドラマがあるんですよ、という矢口監督の意思がよく出ています。題名通りハッピーなフライト気分になれます。 そして、一部プロップ使ってるのがまるわかりなのが残念ですが、今となっては国内線ではもう普通に乗れないジャンボ・ジェット実機を十分に堪能できる点が個人的には評価高いです。ジャンボはいい飛行機だったよなあ。 |
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