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タイトル名 |
機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 |
レビュワー |
えんでばーさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2024-07-02 19:11:38 |
変更日時 |
2024-08-03 16:23:34 |
レビュー内容 |
絵は古いんです。前半部分はザンボットやダイターンの直系という感じです。後半部分は安彦さんの手が入り、新作カットも多くてそこまで古いとは感じないようになってます。 絵は古い、でもね、これは当時、一つの革命でした。 ヤマトが旧世代の革命を起こし、ガンダムが新世代の革命を起こした。この感覚は同時代を過ごした者にしかわかりません。本当にアニメ革命黎明期(それは同時にパソコン黎明期にも重なるんですが)の、変革の時代でした。 今から見直すと古臭いし、ちゃちかもしれません。でも、間違いなく日本のアニメ史、映画史に残る名作です。 これは、戦争のミーム、膨大な戦争の記憶、こういったものが基本になければできなかった物語です。 これ書いてるのは2024年です。34年前の1990年はバブル期でした。だからまだバブル期の記憶がある人は多いと思います。 そしてこのガンダムは1978年が初出です。1978年の34年前は1944年、敗戦どころか戦中なんです。 ガンダムを作った人たちには、現代の我々がバブル期を覚えているレベルで、太平洋戦争の記憶・経験があるんです。 だから重い。 転生ラノベ、KPOPやヒップホップ、こういうのが流行っている時代で、それがいいという人にはわからないと思います。 凄まじい人類の戦争の歴史の積み重ねの上に出来上がったストーリーなんです。 もっとも、Z以降の続編は本当に要るのかなあという思いはあるんですが。 |
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