みんなのシネマレビュー
ダークナイト(2008) - 佐吉さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ダークナイト(2008)
レビュワー 佐吉さん
点数 10点
投稿日時 2008-08-27 17:53:08
変更日時 2009-08-09 17:10:49
レビュー内容
「ジョーカー」という存在には、クリエイターの創作意欲をかきたてる何かがあるのか。
バットマンシリーズの2つの傑作、「バットマン」1と「ダークナイト」の二つとも、バットマンではなくジョーカーが軸。違うのは、「ダークナイト」のジョーカーが生み出す強烈な緊張感。ジョーカーが画面にいるだけで観客を硬直させるような、強烈な緊張感。
ジョーカーとバットマンの割と単純な対決である前半部分だけでも、充分おもしろい。しかし後半、ジョーカーはただの馬鹿ではなく狡猾な策士として暗躍し、人々の悪意を引き出していく。それがまさか、登場人物中もっとも高潔であると観客の誰もが思っていたであろう、ハービー・デントの転落という形で結実するとは……。腹を切り裂き、臓物をぶちまけるかのごとき醜悪さ。この絶望感。
デントが狂気に陥ることは、原作を読んだ人なら知っている。だからやや衝撃度が小さいだろう。それにしても、ジョーカーの策略によってそうなることは、原作には無い。僕自身は、このことについては一切知らないかった。
バットマンを悩める存在にしたのも、上手い。バットマンのような超法規的存在が実在すれば、同じような状況に陥るはずだ。恨み、恨まれ、際限のない報復合戦になっていく。我々は映画で事態の裏まで見ているから、バットマンが正しいということを知っている。だが市民はそれを知らない。バットマンは法的手続きを経ていない。だから市民からも警察からも、おもてだった援助を受けることができない。
このことを描くことによりダークナイトは原作から独立し、一つのリアルな映画として成立した。
個人的に特に賞賛したいのは、CGらしさをまったく感じさせないアクションシーン。実際にCGが使われていないのかどうかは、僕には分からない。だがCGのあふれる現代の映画界において「どうせCGか」と思われないということは、それだけで大きな意味がある。
クリストファー・ノーランに喝采。ヒース・レジャーに、ひたすら拍手。そして合掌。
佐吉 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2012-09-03リアル・スティール87.00点
トータル・リコール(2012)45.17点
プロメテウス65.50点
2012-08-04ダークナイト ライジング57.03点
2011-08-06グリーン・ゾーン75.52点
2011-07-31理由(1995)45.78点
2011-01-11ハリー・ポッターと死の秘宝 PART145.50点
2010-07-14チェンジリング(2008)87.62点
2010-03-01アバター(2009)97.26点
2010-02-08太陽がいっぱい78.00点
ダークナイト(2008)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS